TVCMで良く見る名前のフランチャイズ加盟の🏠不動産会社はどうなのか⁉
- グリーンモールハウジング事務局
- 12 分前
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熊本県荒尾市の中心部緑ヶ丘の「ゆめタウンシティモール」不動産サービスセンター
グリーンモールハウシングの藤崎です。
当ブログは私の日々の不動産業を営む中で個人的な感想を勝手に綴っている、業務日誌的なものです。

弊社は荒尾市緑ヶ丘で不動産業を開業して2025年9月で第23期になります。最近特に感じることは弊社宛のメール等で全体の7割超はDM営業メールと詐欺メールです。郵便物の営業DMも以前より減りましたが相変わらず届いています。
特に増えているのは営業電話です。おそらく弊社代表電話に着信通話で半数程は営業の電話となっており、対応する社員の業務の妨げになっております。
内容は株式投資、NTT等の名を語るネット回線営業、太陽光から現在は蓄電池投資、中にはマンション投資営業電話迄様々です。フランチャイズ(FC)加入子供向け(塾、子育て支援事業、)チャイルドビジネスから不動産フランチャイズ加盟営業電話もかなり多いです。
さて不動産FC(フランチャイズ)の件ですが大きく分けて賃貸系と売買系に分かれます。
広告塔としてそれぞれ芸能人やスポーツ選手等の有名人を起用してテレビCMをバンバン流すイメージです。
賃貸系は春先の賃貸シーズンにCMで良く見かける アパ○ンショップ、ピタッ○ハウス、
エ○ブル、大○建託、ホームメ○ト、ミニ○ニさん等々。
一方売買系は 伝統のセ○チェリー21からハウスド○、イエステーシ○ン、Lixi○不動産
ショップさん等々。
(過去には三井のリ○ウスFCも有りましたが現在は全店直営のようです。)
FC各社それぞれFC料金、加入条件等も違いが有り、それぞれ企業FCの特徴にも違いがあります。通常 売買系FCに比べ加入のハードルが低いのが賃貸系FCですが、売買系でも後発のハウスド○は加入ハードルを低くして現在FC加入店トップになっているようです。
FC会社によっては各種不動産営業ノウハウやマニュアルが充実しており、上手に活用すれば不動産業新規加入の初心者マーク会社がFC看板名でベテランの不動産会社と並んで集客を行い不動産業を開業できる為、急成長しています。
弊社は創業時から数々の有名な不動産会社FC加入のお声掛けを頂戴してきましたが、現在まで単独の地元不動産会社として営業しています。
何故地方零細企業の弊社に声掛けが有るのか、勿論FC加盟店を増やすことが第1ですが弊社の場合は荒尾市内隋一の集客力のあるゆめタウンシティモールに不動産FC名の入った看板を設置して、モール来館者に知名度アップを進めたいとよく言われます。(笑)
FC加入で1番のメリットは広告展開で知名度を誇る看板で一般顧客を集客できる。
その他FC本部が作成した洗練された集客チラシ、効率の良い営業マニュアルや契約書類の数々。は正直魅力ですね。
弊社の場合、チラシだけでも弊社は永年の付き合いの有る広告代理店と毎回販促折込用・
ポスティング用チラシを打ち合わせ、デザイナーが作成、数回の修正を重ね弊社オリジナルのチラシが出来上がります。
契約関係書類も各営業担当者が都度法改正に有った宅建協会本部が作成した契約書類に物件の個別要件ごとに最新の契約書類を作成するので、ノウハウは勿論ですが時間と手間がかかります。
一方FC加盟のデメリットはFC加入時に支払う高額加入料、保証料と月額利用料等です。
場合によってはFC指定の店舗内装工事が必要なことも。月々FC本部側に支払う費用負担も有るので、一定の売上げ金を維持出来なければ運営は厳しくなります。FC看板で多数集客を行い高額売り上げが目標です。
地方でも不動産業のノウハウが無い、建設業を中心に経営の多角化を目指す企業や初めて
不動産業を開業される個人が多額のFC料金を負担して不動産業に参入されています。
フランチャイズの看板で集客しているので、その看板に惑わされずに本当に自分の為に親身になってくれて、あなたの不動産問題を解決してくれるスキルの有る会社、担当者なのか?
良ーく考えて任せるようにしてください。

私は熊本県宅建協会荒尾支部の役員で、荒尾支部に加入され不動産業独立開業を希望される方の入会審査委員を永年努めています。
実は不動産業の開業基準では不動産業界の経験は問われません。(*_*;
業界経験が有れば良い程度ですが、グレーな不動産会社で勤務経験有る場合はむしろ未経験の方がマシ。
過去に不動産トラブルで問題を起こし行政処分を受け廃業し別法人名で加入申請したり、
反社勢力がM&Aで会員不動産会社を免許ごと買収して加入してきたり、色んな加入申請が有ります。
やはり加入時にウン??と 思った加入会社は事業継続していません。
基本入会審査では余程で無ければ断りません。中には宅建士資格を取得したばかりで不動産業務未経験(強者)の方から加入申請も有りますが、いくら田舎の不動産業界といえども
事業継続出来るほど甘くは有りません。
お客様側からは見えませんが同じ不動産業でもベテランと初心者が混在しているわけです。
有名なフランチャイズ名の看板が上がった店舗で有っても同じです。
不動産FCの入会審査基準も千差万別です。中には高額な不動産FC加入金等の費用さえ負担してくれたらFC加盟承認しているケースも有るかもです。
有名な看板を店舗に掲示して当店は大手なので安心です!と過去に度々不動産トラブルを起こし評判が悪化したため、社名を変えFC加盟し集客しているケースも有るかも知れません
お面(看板)を変えても中身は変わらず・・・。FC加盟料は看板代と呼んでます。
有名な不動産FC加盟店の中にもグレーな会社が有るかも知れませんから。ご注意あれ
基本自己責任です。
・・・安心といえば。
例えば全国の不動産業者の過半数以上が加盟する 弊社加入のハトマーク全国宅地建物取引業協会である熊本県宅地建物取引業協会会員の加盟会社とお客様間で不動産取引トラブルが発生した場合、協会でトラブル解決にあたる業務が存在しますので、より安心と考えます。
(宅建協会への新規加入時は会員1社からの推薦が無ければ加入出来ません。私の時代は2社以上の推薦でした。)
弊社がお客様より県外の不動産売却相談を受ける場合も、先ずはその地方の宅地建物取引業会員会社をご紹介していますし、自社で取引する際も基本宅建協会会員会社と取引を進めるように心がけています。 少しでも安心を優先するためにです。
モチロン相性も有りますが。(^^♪
一般的にFC加盟店は高額なFC料金が発生するので、担当者の売り上げ目標は高く設定されており、如何に効率よく営業することが求められるので担当者は多忙です。
大事な不動産取引なので賃貸・売買に関わらず、ブランド看板名だけでなく過去に利用取引された知人等に聞いたり、その会社の実態を良く確認して不動産取引を進めてください。
当然会社により格差も有り、賃貸が得意な会社、売買が得意な会社、担当者のスキル次第
でも業務上で差が出ます。
又不動産業歴も気にします。例えば弊社の免許番号は熊本県知事(5)第4354号ですが
(5)内の番号を見ます。この数字は免許更新回数を表しており、5年ごとに更新されます。弊社は(5)なので不動産業歴20年~25年以内(弊社は開業23年目です。)と
なります。
モチロン この業歴が永ければ良いわけではありません。 業歴永くても?な会社や
最近は業歴を永く見せる為M&Aで不動産業者を法人ごと買取り、業歴を永く見せて安心させる場合も有るので、よく注意されてください。
一つの目安と考えて、やはり担当者、スタッフさんの人柄やその不動産会社との相性は大事です。取り扱い物件だけでなく、そこの所も良く見るようにされ、パートナーの不動産会社を探してください。
素敵な不動産との出会いは先ずは不動産会社・担当者選びから。
良い不動産との出会いを楽しみながら進めてください。
先日、荒尾市内のご実家の空き家売却で取引させて頂きましたお客様にご挨拶させて頂いた際、私の家族のことを話されて驚いたのですが、弊社HPの私の当ブログ記事を良く見ておられたそうで驚きました。
初めての対面でしたが奥様から「貴方とは初めての感じがしない。」とおっしゃって頂きました。
いつも私の勝手なつぶやきをご覧頂きありがとうございます。 ・・・恐縮です。

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